上手くアート ディレクトされた世界
『The Art of Thief』は一般向けといよりゲームのファンに魅力的なアートブックだ。アートが良いからビデオゲームのアートブックを集めている人はたくさんいるが、この本はちょっと違う。
アートは良い。キャラクターデザイン、ストーリーボード、小道具と盗品、武器や環境アートはたくさんあり、ディテールも多く見られる。レイアウトは良く、絵は大きく見やすい。ゲームのクリエーターからのコメンタリーも含まれている。
ガレットがメインキャラなので彼の顔、服のすべて、弓といろんな種類の矢、彼の技などが近くで見られる。他のキャラクターについても多く含まれている。
ほとんどの環境アートはたぶん大きいサイズで描かれたかレンダーされて、出版の為に小さくしてあるのでディテールたっぷりの作品に仕上がってる。いくつかは3Dモデルを上からデジタルペイントしたようだが、ライティングとムードをとても上手く現している。
ただ、このアートブックはものすごく暗い設定にあるのだ。ゲーム『Dark Souls』を思い出させる。すべてがとても暗い雰囲気にある。カラーパレットは黒、青と少し茶色。いつも曇り、かすんでいる。町は常に薄暗い光で照らされているようだ。その雰囲気はとても良くアートディレクトされている。
全体的にはなかなか良いアートブック、ただ全体的の暗さが人によって好まれないかも知れない。
ハードカバー: 192ページ
出版社: Titan Books (2014)
言語: 英語
ISBN-10: 1783290978
ISBN-13: 978-1783290970
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